【DRAGON JAM】ストリートボーラー達の熱き青春
と、いうわけで記念すべき最初に紹介する本は「DRAGON JAM」です。
所謂バスケットマンガなのですが、よくある題材の高校生バスケ(アヒルの空、黒子のバスケ等)とは一風違っていてストリートボールを描いたマンガになっています。
あらすじ
母親と二人暮らしの貧しい家庭で暮らす立花龍也は高校に進学せず、バスケットボールで食べていこうと母親に決意を告げる。
しかし、そんな彼は1年経っても働かず、親友の高校生アコ、タイゾーと一緒に3vs3の賭けバスケで生活費を稼ぐというプー太郎になっていた。
そんな彼らの元に進学校でバスケ部の名門として知られる辻沢高校の生徒達が現れる。
龍也たちは彼らに挑むが惨敗し、今まで得た有り金もほとんど持って行かれてしまった。そんな彼らの元へ地元でストリートボールに親しむ謎の男性、TJ(ティージェイ)が現れる。
そして、惨敗の後気落ちしていた三人をストリートボールの大会の見学に誘う。
その迫力と臨場感を目の当たりにし、彼らはストリートボールの魅力に取り憑かれていく。
ストリートボールとは?
まずストリートボールってなに?とかバスケとの違いなんなの?っていう方もいると思うので掻い摘んで説明すると、
3vs3や1vs1(5vs5もある)のバスケ。(ストリートバスケとか呼んだりもする)
ルールが簡略化されており、バスケよりも緩く、ダブルドリブルやトラベリング、テクニカルファウルがほぼほぼ無い(大会や主催等によってはダメな所もあるらしい。)
そして一般的なバスケとの一番の違いが"魅せる"バスケということです。
「トリック」と呼ばれる技を用いて、いかに相手を出し抜き、翻弄させ、かっこよくゴールを決めるかというもの。
この作品の魅力
- 別視点での新鮮さ
なんといっても高校生バスケとは一味違った視点で見ることができる新鮮さが良い!
ストリートボールならではのパフォーマンスやテクニック、技を見ることができ、読み進めていくうちにどんどん引き込まれていきます。
- 練習風景が中心の描写
大体のスポーツマンガに共通してることなんですけど
「練習をバックにして試合を中心にする」っていう描写が多い中で
この作品は、練習を中心に描いていき試合は登場人物それぞれの成長を見る舞台
として描かれていくので、主人公達が一生懸命練習した結果としての戦いを見ることができるのがこの作品の一番の魅力だと思います。
- 社会人チームの熱き青春
高校生(一人はプー太郎ですが…)にストリートボールを教えながら、時には味方、時には敵となり、
高校生の若さに翻弄されながらも負けまいと切磋琢磨していくオッサン達の熱き青春がそこにある。
おわりに
なぜこの作品を1番目にしたかは、特にこれといった理由も無く最近見直してやっぱ面白いなってなったのでちょうど良いかなって思ったっていう感じです。
不安要素があって、絵柄が少し独特なので苦手な人もいるのかなって思ったのですが間違いなく面白いので一読して見てください(ゴリ押し)。
読んでみて面白かったとか、このジャンルはなんかある?とかあったら教えてください。喜びます。
でわでわ